令和4年度秋季定例会(雇用改善推進会議)　

岩田会長は冒頭の挨拶で、「専門工事業の最大の課題は請負価格が職人の技量でなく、仕事量で決まっていること。これを何としても改善していきたい」と述べ、建専連を通じて、８職種１０団体がＣＣＵＳレベル別の職人の最低賃金を提示しこのぐらいの賃金を払わないと人が来ないという数字を示しました。
「この数字を確保できるように、日本建設業連合会と請負金額に反映できるよう今後協議していく」と述べました。
11月18日(金)建専連20周年記念全国大会では、『職人たちの未来予想図』として、請負形態のあるべき姿についてパネルディスカッションを計画している事。もうひとつの懸案である週休２日制については、季節の良いゴールデンウイークは、土曜日も休まずに働き、７、８、９月の夏場暑い時期には休もうという意見が地方から上がっている状況も踏まえ、様々な課題を改善する為に、会員へ一層の協力を要請し、鉄筋業界が結束して課題の解決に取り組むことを呼び掛けました。

来賓祝辞では、斉藤鉄夫国土交通大臣よりビデオメッセージで『職人の処遇改善について』激励をいただきました。つづいて、自由民主党政務調査会長 特別補佐中山泰秀様より、ＷＥＢにて当協会の活動への激励の言葉をいただきました。

定例会では全鉄筋「経営委員会」「技術委員会：レベル別最低賃金を担保する標準請負単価の検討」「外国人受入事業委員会：技能実習生・特定技能外国人材の受け入れ状況やコロナ禍における在留申請の取り扱い」「教育訓練委員会：登録基幹技能者講習の日程」「広報委員会：会員専用の全鉄筋ポータルサイト」「労務委員会:技術研さんのためのマッチング支援システム」「CCUS企業評価事業委員会：CCUSに関する調査－など直面する各種課題への対応状況」「社会保険加入状況WG：2022年度労務人口調査・社会保険加入状況調査結果」などの各事業責任者より事業報告を致しました。

第２部では、国土交通省 不動産・建設経済局国際市場課 課長川合紀子様より、８月30日に閣議決定された建設特定技能受入れ3区分編成への取り組みについて詳細なご講演をいただきました。

令和４年春の叙勲を受賞された　岩田会長、岑常任理事のお祝い、還暦を迎えられた３名の方々のお祝いを行いました。

来年度の定例会開催は、鹿児島県で開催し鹿児島県鉄筋業組合が主催することが発表され幕を閉じました。
ご参加された皆様、大変お疲れ様でした。

次回定例会の開催：鹿児島県鉄筋業組合